空から来た厄災

星には、セトラと呼ばれる古代種が住んでいた。 セトラは、星と対話する能力があり、旅をして星を開くことを繰り返す

約2000年前、ノルズポル付近にジェノヴァが落ちてきた。現在で言うところの、北の大空洞。 それによって、星は傷ついた。傷ついた星を治そうと何千ものセトラが力をあわせるが、傷はあまりにも深すぎた。 治す術は、星が長い年月をかけることのみ。 星は、傷を治すためにエネルギーを使うので、北の大空洞付近には雪解けも、春もなくなった。そして、土地が枯れていった。 セトラは、土地を枯らさぬ様に努力したものの…。

ジェノヴァには、他人の記憶に合わせて自分の姿、声、言動を変化させる能力がある。 ジェノヴァは、親しい人の姿を装い、幻影を見せ、セトラを欺き、ウイルスをうつした。 ウイルスに感染したセトラは、モンスターと化した。

こうして、セトラの多くは滅びた。 星は、ジェノヴァがいる限り傷を治せないため、ジェノヴァを滅ぼす事を考えた。そして、ウェポンを生み出した。 しかし、セトラの生き残りがジェノヴァを封印したために、ウェポンは必要なくなり、眠りについた。いつか、来るであろう星の危機まで。

セトラは、星と対話する能力があり、旅をして星を開くことを繰り返す

旅をして星を開くことは、勘違いをしたセフィロスの話なので真偽は不明。 しかし、セトラという名前やイファルナの話からして、問題ないと思われる。

ジェノヴァプロジェクト

数十年前、神羅の研究者であるガスト博士は、発見された仮死ジェノヴァを古代種と勘違いした。ジェノヴァプロジェクト、始動。 ガストの助手であるルクレツィアは、同じく助手である宝条の子を孕んだ。その子は胎児の段階でジェノヴァ細胞を埋め込まれ、魔晄を照射された。 生まれ子の名は、セフィロス。実験によって、セフィロスは強力な力を持って生まれた。

ガスト博士は、ジェノヴァは古代種でないことに気づく。 しかし、宝条がその実験を続行。やがて、セフィロスコピー計画やソルジャーを生み出す計画が生まれる。 セフィロスコピーもソルジャーも、体内にジェノヴァ細胞が埋め込まれると共に魔晄を浴びせられた存在。 実験体のうち、精神が強いものはソルジャーとなり、ジェノヴァと魔晄の力を利用できる。 しかし、精神が弱いものは、魔晄に精神が壊され、ジェノヴァ細胞によってリユニオンなどの支配を受けるようになると推定される。 リユニオンは、離散したジェノヴァ細胞が、ジェノヴァ本体に再統合されること。 その影響により、ジェノヴァ細胞を埋め込まれた精神の弱いものは、自然とリユニオンの終着点へ向かうと考えられている。

24年前、ガスト博士は神羅を辞め、古代種の生き残りであるイファルナと共にアイシクルエリアに移り住む。 ガスト博士は、イファルナからセトラやジェノヴァに関する事実を聞く。

22年前、ガスト博士とイファルナの間にエアリスが生まれる。しかし、神羅(の宝条ら)にガスト博士は射殺され、イファルナとエアリスは連れ去られ、実験台に。

15年前、イファルナはエアリスと共に神羅から脱出するものの、ミッドガルの7番街スラム駅にて力尽きる。 そこで出会ったエルミナに、エアリスを託す。エアリスには、ホーリーを使うための白マテリアが渡されていた。 白マテリアについての詳細がエアリスに伝えられたかは、不明。

エアリスは、セトラの血が混ざっているために、星の声が聞こえることがしばしばあった。 神羅カンパニーは、エアリスの所在を突き止め、自分たちの研究に協力するよう要請する。しかし、エアリスは拒否し続ける。 神羅が強硬手段を用いなかったのは、エアリスが協力なしには実験は不能であるからであろう。 このとき、エアリスと交渉していたのはタークス。エアリスは、境遇上、幼少期から知っている人は少ない。 そのため、決して好ましい人物ではないものの、昔から顔のわかるタークスのツォンには、特殊な感情を抱く。

5年前のあの日

ニブルヘイムに住んでいたクラウドは、感情表現が苦手だった子供だった。近所に住んでいるティファたちが遊んでいても、その中に入れなかった。 仲間に入れて、その一言がいえなかった。クラウドは、近所の子供たちは馬鹿なので、自分とは合わないのだと、自分を正当化するようになった。 それは、彼のコンプレックスとなり、後にまで引きずる。

13年前、ティファの母親が死んだ。 ティファは、死んだ母親を追ってニブル山に登る。ニブル山は、生きては登れないと言われていたので、死者なら登れると思った事による。 ニブル山に登る彼女を心配したクラウドは、後を追った。 その先で、橋からの転落事故発生。クラウドは、助けようとしたが間に合わず。 ティファは、7日間意識不明に。ティファパパは、クラウドがティファをニブル山に連れて行ったと勘違いし、激怒。 クラウドは、ティファを助けられなかった事は自分が弱いからだと悩み、荒れ、けんかばかりするようになった。

7年前、クラウドは、強くなればティファが自分のことを認めてくれると思い、ソルジャーになる事を決意。村を出た。 このとき、星空の元での給水塔イベントがある。

しかし、クラウドはソルジャーになれなかった。そのことを恥じた。

このころ、ソルジャーの先輩であるザックスとエアリスは恋人関係。また、

5年前、クラウドはセフィロスとザックスの任務について行き、故郷ニブルヘイムへ。 しかし、ソルジャーになれなかったクラウドは、マスクをかぶったままで、自分の正体は明かさなかった。 そのため、ティファはクラウドがこのときに現場にいたことを知らない。

この時こそが、悪夢の始まり。 セフィロスは、高濃度の魔晄漬けにされた人間が、モンスターになる様を魔晄炉の中で見た。そして、自分がこのように作られた存在だと思い、ショックを受ける。 それ以来、セフィロスは神羅屋敷の地下に篭り、蔵書を読み続けた。その時、ジェノヴァプロジェクトの初期の文献を読んでいたことが確認されている。

そして、セフィロスは発狂。 怒り狂ったセフィロスは、ニブルヘイムを焼き払った。ティファとザックスが挑むが、敵わず。 クラウドは、ザックスの剣を使いセフィロスを倒す。 セフィロスは、ジェノヴァの首を持ったままライフストリームの中へ落ちる。 クラウドは、セフィロスが油断していたとはいえ、重傷を負わせ、セフィロスがクラウドを刺そうとした正宗をつかみ、セフィロスを投げ飛ばした。 この事件及び幼少期の行動から推測するに、クラウドは精神的には弱くとも、身体的には強かったと思われる。

焼け払われたニブルヘイムは、神羅が事を隠蔽するために再建し、偽の住人を送り込み、何事もなかったかのようにされた。

セフィロス戦後のクラウドとザックスは、魔晄炉の中で倒れていたいた。 彼らは、事件を聞きつけてやってきた神羅につかまり、宝条のモルモットとされた。 そして、実験のために 5年近く魔晄漬けに。 この時、クラウドにもジェノヴァ細胞も埋め込まれた。

これにより、クラウドの精神は崩壊。

モルモットとされてから5年近く経ち、その時は来た。 ザックスは動けぬクラウドを連れて脱出し、ミッドガルを目指す。 しかし、途中で見つかり、ザックスは射殺。クラウドは、精神崩壊していたため放置された。

クラウドは、多少状態がよくなったのか、ミッドガル7番街スラム駅にたどり着く。しかし、精神崩壊したままである。 ここで、ティファと再開する。再開した途端、彼の精神は正常に戻った。 しかし、自分の過去を恥じる心と記憶を変化させるジェノヴァの力が混ざり、自分の記憶とザックスから聞いた話から幻想の自分を創り出し、それを演じることとなった。

そのために、クラウドは知らないとティファは思っている5年前の話を知っている。 また、ザックスの行動の一部を、自分自身の行動と思い込んでいるために、クラウドは、誤りを含んでいる発言をする。 これにより、、ティファはクラウドが本物であるか確証をもてない。 しかし、クラウドにそのことを尋ねる事は、ティファにとっては恐ろしすぎた。やっと逢えたクラウドが、消えてしまいそうだったから…。

そして、ティファの中には、クラウドへの疑問が積もっていった。 ティファは、クラウドのそばで真実を確かめたいと思い、クラウドを反神羅組織アバランチに加入させる。

セフィロスは発狂

セフィロスは、古代種を誤解していた。

セフィロス:何も知らぬ裏切り者よ。教えてやろう。この星はもともとセトラのものだった。セトラは旅をする民族。 旅をして、星を開き、そしてまた旅……。つらく、きびしい旅の果てに約束の地を知り、至上の幸福を見つける。だが、旅を嫌う者たちが現れた。 その者は旅することをやめ家を持ち、安楽な生活を選んだ。セトラと星が生み出したものをうばい、何も返そうとしない。それがおまえたちの祖先だ。

クラウド:セフィロス……。

セフィロス:昔、この星を災害が襲った。おまえたちの祖先は逃げ回り……隠れたおかげで生き延びた。星の危機はセトラの犠牲で回避された。 その後でのうのうと数をふやしたのがおまえたちだ。セトラはこうしてレポートの中に残るだけの種族になってしまった。

クラウド:それがあんたとどういう関係がるんだ?

セフィロス:わからないか? 2000年前の地層から発見されジェノバと名づけられた古代種。そして、ジェノバ・プロジェクト。 ジェノバ・プロジェクトとは古代種……つまりセトラの能力を持った人間を創り出すことだ。……創り出されたのはオレだ。

クラウド:つ、つくりだされた!?

セフィロス:そう。ジェノバ・プロジェクトの責任者、天才的科学者ガスト博士がオレをつくりだした。

クラウド:そんなこと……どうやって……。セ、セフィロス?

セフィロス:邪魔するな。オレは母に会いに行く。

この時のセフィロスは、セトラを裏切った人間達に復讐をする事が目的のようだ。 意訳するなら、セトラの遺産を、そしてこの星を喰らい尽くす人間への復讐が目的となる。

しかし、あれほどにも精神的にも優れていたセフィロスが、蔵書を読んだだけで、こうもなってしまうのか。 自分の経歴も、信頼も、何もかもを捨てさせるほどに衝撃的だったのか。 何より、セトラの復権を願うのなら、静かな田舎でしかないニブルヘイムにおいて虐殺する事に、何の意味があるのだろう。

ただし、蔵書の全てが明らかにされてはおらず、セフィロスの行動も一部しか描写されていないため、描かれていない要因があるとは十分に考えられる。 因みに、FINAL FANTASY VIIに残された最大の謎に迫るとされるCRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-では、この時のセフィロスの行動が明かされるかもしれない。

セフィロスは、ジェノヴァの首を持ったままライフストリームの中へ落ちる

一部の関連作品では、セフィロスは自らの意思でライフストリームへ飛び込んでいる。また、涙しながら飛び込んでいるものさえある。 しかし、FF7オリジナルでは、クラウドによってセフィロスはライフストリームへと放り込まれた。

セフィロスがクラウドを刺そうとした正宗をつかみ

FF7オリジナルでは、刺された正宗をつかんだのか、回避して正宗をつかんだのかは、グラフィックスの都合により判別は難しい。

実験

セフィロスコピー計画と思われる。

ザックスとクラウドは5年近く魔晄漬け

本編からの推測根拠は、以下のとおり。

実験体にされたのは、5年前。クラウドがソルジャーになるために7年前にニブルヘイムを発ち、ミッドガルの7番街スラム駅でティファと再会したのは、7年ぶり。

ティファ:何年ぶりかな?

クラウド:5年ぶりだ。

ティファ:…………。

クラウド:どうした?

ティファ:……ほんとうに久しぶりね。

ティファ:ほんとうは7年ぶりだった。

よって、ティファと再会してからFF7のオープニングまでの期間は、1年未満。 つまり、実験開始からティファとの再会までの期間は、5年。

脱出からティファとの再会までの期間は、不明であるが、そう長くないと思われる。 ザックスが射殺された後、ある程度の時を経てミッドガルにたどり着いた可能性もあるが、 クラウドの当時の状態では、食料の確保など生命を維持することが困難であることから、考えにくい。

これらにより、実験期間は5年と本編からは推測できる。

ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII- 公式コンプリートガイドによると、約5年。

しかし、FF7及びDCFF7公式コンプリートガイドの後に発刊されたFINAL FANTASY VII 10th ANNIVERSARY POTIONに付属のアルティマニアによれば、4年強。 また、逃亡からザックス殺害までの期間は9ヶ月強。

出会い

FF7本編のオープニング。

アバランチは、命の源であるライフストリームを吸い出し、魔晄エネルギーとして利用する神羅カンパニーに反対している。 魔晄を吸い出されると、やがて土地は枯れる。アバランチは、それを防ぐために、魔晄炉を爆破。このテロにより、大量の犠牲者が発生。 ティファは、魔晄をエネルギーとして消費される事を防ぐためとはいえ、罪のない人々を殺戮する事を正当化できないことに気付いていた。 クラウドも、アバランチのメンバーとしてこのテロに参加していた。

魔晄炉爆破後に帰途についたクラウドは、スラムの花売りエアリスと出会う。 エアリスは、5年前に姿を眩ました初恋の男性、ザックスとクラウドが似ていたため、気にかける。

神羅カンパニーは、アバランチ根絶のため、アバランチのアジトがある7番街の天井に当たるプレートを破壊。7番街そのものを潰したのだ。 神羅の幹部の中では、リーブのみがこの計画に反対したが聞き入れられず。

この時、エアリスは、バレットの娘マリンの安全と引き換えに神羅にさらわれる。

エアリス救出のために、クラウド一行は神羅カンパニーに潜入。そこでは、プレジデント神羅がセフィロスに殺害されていた。 このセフィロスとは、本物のセフィロスではなくセフィロスコピー又はジェノバと考えられる。但し、当時はそれがセフィロスでないと疑うものはいなかった。 神羅カンパニー内では、宝条のモルモットにされていたレッドXIIIに出会う。ここで、エアリスの救出にも成功。

神羅カンパニーから脱出したクラウド一行は、ミッドガルを出て、近くにある村のカームへ向かう。 カームにて、クラウドは5年前の事件について語る。その話には、クラウドが創り出したものも混じっている。

影を追って

こうして、セフィロスを追うこととなった。

ミスリルマイン・ジュノン・コスタデルソルと土地ごとに情報を得ては進んでゆく。 ミスリルマインではタークスと再開し、ジュノンではルーファス歓迎式典に潜入し、コスタデルソルでは宝条と再会する。 宝条は、リユニオン終着点に関する新たな仮定を考えていた。 その事を確認するために、以下のやりとりがなされた。

宝条:いや、ちょっとした仮説を思いついたのだが……。君は、何かに呼ばれているという感じがしたことはないかな? または、どうしてもある場所へ行かなくてはならないという気持ちになるとか……。

クラウド:俺はセフィロスがいる場所ならどこへでも行く! あいつを倒すために! 決着をつけるためにな!

宝条:なるほど……。これはイケるかもしれないな。ソルジャーか……クックックッ。

コレルでは、バレットの過去が明かされる。バレットが、神羅を嫌う理由もここで明かされる。 コレルは、炭鉱で成り立っている村だった。しかし、時代は移り石炭の需要は減っていった。そこに、神羅カンパニーが来て、魔晄炉を建設する計画を村人に提示した。 それに、バレットは諸手を挙げて賛成し、魔晄炉に反対している友人のダインも説得した。 そうして、魔晄炉が建設されたが、爆発事故が発生。神羅は、事故の責任を村人に擦り付けるために、村を焼き払った。 このときに、バレットとダインは片手を失った。村人の中で最後まで生き残ったのは、バレットとダインの娘のマリンだけ。 ダインは、行方不明になっていた。バレットは、神羅に復讐するため、負傷した片手を銃に変える手術を行った。ダインもバレットとは別に行っていた。 その後、ダインは裏世界のボスとして、コレルプリズンに君臨。

セフィロスがゴールドソーサーに向かったと聞き、一同ゴールドソーサーへ。 ゴールドソーサーでは、ケット・シーが無理やり理由をつけて仲間になる。 ここでは、ダインが殺人事件を起こし、一行はバレットが容疑者と誤解され、砂漠の監獄コレルプリズンへ落とされる。 そこで、ダインとバレットが再開するが、発狂したダインとバレットは撃ち合いとなり、ダインは敗れる。 敗れたダインは、マリンをバレットに托して自殺。

コレルプリズンからは、チョコボレースでよい成績を収めれば脱出できるということで、クラウドが代表としてチョコボレースに参加。 そして、ゴールドソーサーへ戻り、事の経緯を説明。ゴールドソーサーの園長デュオは、侘びとしてバギーを一行に贈る。

旅の途中で、ザックスの生まれ故郷のゴンガガに寄る。 ゴンガガ村民からザックスの話を聞いた一行は、微妙な雰囲気に。

コスモキャニオンでは、レッドXIIIに纏わる話が展開される。 レッドXIIIの本名はナナキで、人間の年齢に換算するとまだ15歳程度であるということ、彼が大人ぶっていた理由など。 また、ブーゲンハーゲンによって、ライフストリーム、還元するなら精神エネルギーの循環によって生き物、そして星が成り立っていると教えられる。

ニブルヘイムでは、消失したはずの村が残っていた。先に説明したとおり、神羅によって再建されたものであった。 神羅屋敷の地下において、ヴィンセントと出会う。

ロケット村ではシドと出会う。神羅がかつて、宇宙開発も行っていたことが明らかとなる。 また、神羅はセフィロスを追って古代種の神殿へ向かっていることが明らかになる。

再びゴールドソーサーに戻る。そこには、古代種の神殿の鍵を開くと言われるキーストーンが。 闘技場で闘った礼として、キーストーンを貰うことに。古代種の神殿にゆくためにゴールドソーサーを出ようとするも、機械の故障で出られない。 そこで、一泊することになり、今までの話のまとめをクラウドが行う。 また、デートイベントも行われる。デートの相手がエアリスだと、エアリスはクラウドが本物のクラウドでないことに気付いていたことが暗に明かされる。 このイベントでは、ケット・シーが神羅のスパイであることが明らかとなる。 ケット・シーはリーブが遠隔操作しているロボット。 マリンを人質にとられていたため、スパイと知りつつ旅を続けることに。

ケット・シーはリーブが遠隔操作

この時点で、リーブの名は明かされはしない。

葬られた真実

古代種の神殿では、セフィロスに倒されたツォンがいた。エアリスは、先に述べたようにツォンに大して複雑な想いがあったため、瀕死の彼を見て涙する。

エアリスは、神殿にいる精神体とスムースではないものの、コミュニケーションを取る事ができた。 星の声と同様、セトラの血をひいている故になせる業だろう。

壁画の間にて、セフィロスは星と1つになり、神として生まれ変わる事が目的と明かされる。 星のすべてのエネルギーとひとつになり私は新たなる生命、新たなる存在となる。星とまじわり……私は……。 今は失われ、かつて人の心を支配した存在…。「神」として生まれ変わるのだ。 どうやら、当初の目的とは異なっているようだ。 星を破壊することで全てと一つになり、人の心を支配する存在となる。FF8のアルティミシアを思い出さずにはいられない。

星を破壊する究極魔法メテオを呼ぶ黒マテリアの話になると、クラウドが再び狂うが、エアリスによって元に戻される。 クラウドには、狂ってしまった自覚はない。この時、クラウドはクラウドを演じていることが仄めかされる。

セフィロスが黒マテリアを入手する前に黒マテリアを入手する必要があるが、入手には犠牲である必要があることが判明。 作り物の人形であるケット・シーは、その役目を引き受けた。

手に入った黒マテリアは、再び狂ってしまったクラウドの手でセフィロス(コピー)に渡される。 クラウドは、自分の行為が理解できなくなり混乱し、エアリスを何度も殴る。 エアリスの態度から推測するに、エアリスは本当のクラウドに気付いていたと思われる。

この後、クラウドは夢(のような状況)の中でエアリスと会話をする。 エアリスは、メテオを防げるのはセトラの生き残りである自分にしかできないと思い、古代種の都へと1人で向かった事をクラウドに告げる。 夢には、セフィロスも現れ、エアリスの未来を暗示させる言葉を残す。

エアリスを追って、一行は忘らるる都へと向かう。 そこには、祈りを奉げるエアリスが。 クラウドは、エアリスに刃を向けて殺しかけるが、パーティの言葉で正気を取り戻す。 そこに、セフィロス(コピー)がやってきて、正宗でエアリスを刺し殺す。

突然の別れに、ただただ悲しみにくれる一同。

次に向かうは、アイシクルエリア。ここで、エアリスの出生、ジェノヴァ、そしてセトラに関して明らかとなる。 アイシクルエリアで、バレットは大自然の厳しさを実感する。そして、神羅が快適な環境を求めて魔晄エネルギーを利用した事を、一概に批判できなくなる。

大氷河、ガイアの絶壁、竜巻の迷宮と続く。

竜巻の迷宮では、ジェノヴァと戦い、黒マテリアを取り返す。その先には、セフィロスがいる。

セフィロスへ近づくと、奇妙な現象が起こり出す。突然、周囲が5年前のニブルヘイムとなる。ここで、セフィロスは5年前の事件の真相を見せる。 嘘だと思い込んでいたクラウドは信じなかったが、真相を知っていたティファは動揺。 セフィロスは、クラウドの記憶がジェノヴァ細胞によって、ティファの記憶にあわせて創り出されたものだと説明。 クラウドは、それを否定するために自分の過去を探れば探るほど、矛盾に突き当たってゆく。 そして、クラウドはセフィロスを追っていたのではなく、クラウドはリユニオンをするためにセフィロスに呼ばれていたのだと知る。 クラウドは、セフィロスコピー・インコンプリートである事を理解した。

実際には、クラウドの記憶が完全に嘘であったわけではない。しかし、この時点では、それに気づく術はない。 クラウドとは別人と化してしまったクラウドは、セフィロスの指示に従い、黒マテリアをセフィロスに渡した。 その途端、周囲が崩れ始めた。また、ウェポンも眠りから覚めた。セフィロスとクラウドを残し、一行はルーファウスらと共に非難した。 取り残されたクラウドは、ライフストリームを暫し漂流することとなる。

インターナショナル版だと、クラウドとティファがミッドガルの7番街スラム駅で再会するシーンがティファの回想として描かれる。

一行は、神羅によって罪を擦り付けられ、処刑されかける。ケット・シーの協力もあり、神羅の飛空挺を奪う事に成功。脱出した。

ミディールにて、ライフストリームから打ち上げられたクラウドが発見される。 しかし、長時間ライフストリームの中に漬かっていたために魔晄中毒となり、廃人と化していた。 ティファは、クラウドを付きっ切りで看病することとなった。

この後、ウェポンがミディールを襲い、ライフストリームが噴出した。クラウドとティファは逃げ遅れ、ライフストリームの中へ。

ライフストリームの中では、ティファの力を借りながらクラウドは自分探しを。 ここで、クラウド本人も忘れていた真実が明らかとなる。また、ティファが忘れていた事実も明らかに。 本当の自分を見つけられたクラウドは、パーティーに復帰。

すべき事を全て成し遂げた一行は、闘いの意義を再確認し、セフィロスを倒しに行く。

最終決戦のセフィロスは、何も語らなかった。そして、エンディングへ。

祈りを奉げるエアリス

ここでは、ホーリーを唱えていた。この時既に、ホーリーは成功していた。