各項目の上段が名前、下段が性格に関して書かれています。

スコール・レオンハート(Squall Leonhart)

両親のファミリーネームはLoireにもかかわらず、なぜスコールだけレオンハートなのか?

Leonは、スペイン語でLeo(レオ)をあらわす(フランス語でもあらわすが、キングダムハーツでの発音から推測するとスペイン語のはず)。 レオは、寓話などのライオンや獅子座、獅子座生まれの人を現す。
スコールの誕生日は8/23(FF8アルティマニアより)で、獅子座は8/22まで。23からは乙女座となる。つまり、一日違いで獅子座にはなれなかった。 スコールは、グリーヴァ(の様)になりたがっていた。そのグリーヴァは、ライオンがモチーフになっている。
スコールのキャッチフレーズはSleeping Lion Heart。(リノアはWing heart、サイファーはCross Sword)。余談だが、スコールのネックレスの名前はSLEEPING LIONHEART。

hartは、雄鹿をあらわす。気になることに、KHではスコールはレオンと名乗っている。レオンになりたがっていたスコール…。 (ちなみに、リノアのはHeartillyで、heartはhartと同じ発音。リノアがカーウェイではなくハーティリーと名乗っているのは、父と仲が悪くなったからか?) もしかしたらレオン=ライオンなのでライオンハートが由来かもしれない(スコールの最強の武器もライオンハート-LionHeart-)。 と、すれば名づけたのはクレイマー夫妻がアルティミシアを倒せるように、ライオンのように気高いハート(hartとheartをかけた)を持つようにという意味かもしれない。

KHアルティマニアによれば”過去の「弱すぎた自分」から生まれ変わるためレオンと名乗っている。”とあり、(以下対談の引用)

── これは余談的な質問なんですけど、スコールがレオンという名前ででてくるのは、スコール・レオンハートのハートレス・・・つまり、レオンハートからハートの文字を取って、レオンなんですか?

野村:ああー、深い読みですね。そういうことではないんですけど(笑)。 ディズニーキャッスルで最初に目にする手紙に「スコールに会え」と書かれていたら、みんなの頭の中にスコールの絵が浮かんじゃって、出会ったときのインパクトが弱いだろうと。 それで、スコールだけ名前を変えたいと、シナリオを担当している秋山(イベントプランニングディレクター:秋山淳氏)に言われまして。 じゃあ、下の名前からとろうかという感じになったんです。

── そのレオンの背中に赤い羽根があるのは、やはりリノアのイメージなんですか?

野村:そうですね。まあ、レオンはスコールと呼ばれることを否定しているという設定があるわけですけど、あのリノアの羽は、きっと過去に何かがあったんだろうと、匂わせる意味でつけたんです。

余談かもしれないが、イギリスの国王リチャード1世はライオンハート・獅子心王などと称された。その王は、第3回十字軍遠征のために戦いの日々を送っていた。 結局、イェスラエルの聖地奪回は果たせなかった。その後の十字軍は、イェスラエルではなくコンスタンティノープルを侵攻するなど宗教的な意味合いは薄れている。
戦いに身をおいていたそうなので、名前の由来の可能性は否定できないが性格その他への関連は薄いだろう。


しばしば根暗・冷酷・クラウドそっくりといった評価を見かけるが、本当の性格は違う気がする。
スコールが、作品の序盤で暗かったのは、幼少期のつらい経験と周囲の人物が作り出したものであり、自然となったわけではない。
一方、クラウドは(父親がいなかったということもあるかもしれないが)元から他人とのコミュニケーションをとることが苦手である故に他人を否定したり拒絶したりして自分の行動を正当化していたのだから。

DISC3以降のスコールは、性格が豹変したというよりは元に戻ったのではないだろうか(ほかの要因に関しては当サイトのFFVIII Questionsを参照してください)?

キロスとウォードによれば、性格はレインに似ているらしい。 結構、ラグナ的な面もある気がするが(熱くなると止まらないところとか)・・・もしかしたら、ラグナのいい加減なところは似ていないという意味だったのかも。

ラグナ・レウァール(Laguna Loire)

ラグナもレウァールもおそらくフランス語。仏日辞典によると、laguneは入り江や湖水を示し派生語にはlagunaireやlagynがあるとのこと。 Loireは(通常ロワールやロアールと読まれるはず)フランスで一番長い川の名前。 Lagunaはルノージャポン(仏の自動車会社)で同じ名前の自動車が発売されていることからも、一般的な言葉なのだろう。
しかし、なぜフランス的な名前なのか?性格が明るいから?


性格は、大変明るく意地悪くいえば能天気。誰からも好かれていた。しかし、ウィンヒルでははじめのうちは好かれていたものの、何か大きなトラブルを起こしたらしく忌み嫌われている。 それは、20年近くたっても彼への恨みは消えぬほど。

ところで、本当にラグナは明るい人なのだろうか?
Eyes On Meの歌詞には

Darling, so there you are
With that look on your face
As if you're never hurt
As if you're never down

と、ある。
you'reをオックスフォード現代英英辞典第6版・研究者リーダーズ英和辞典第2版・ジーニアス英和大辞典・MS BookShelf Basic Ver.3.0で調べたところ、you'reはyou areの意味は持ってもyou wereの意味は見つからなかった。 gimme・wanna・getterなどの口語は載っていましたが。
もちろん、you wereの可能性もあるが、本当にyou areの略だったとしたら?
そうなると、文法的には(傷ついたり落ち込んだりしないかのようなではなく)本当に傷ついたり落ち込んだりしないとも解釈することができてしまう。 そんな人がいる分けない。それでも、そう思わせるほどの人だったのだろう。
で、気になっているのはエンディングでレインの墓石の前での笑い。作中のラグナは、いつも無邪気に笑っていた。 しかし、そのシーンではどうも引きつっているかのような笑いに見えなくも無かったような・・・。
ラグナって、意外とスコールのような物事を内に秘めるようなところがあったのかも・・・。

いろいろ考えられる不思議な人だ。これが、ラグナ様の仰る大人のみりきっていうものなのでしょうか(笑)?

レイン・レウァール(Raine Loire)

RAINEはおそらくRAINからきている。Rainは、雨のほかにも神の恵み・罪深い人間に神から与えられる無償の賜物といった意味があるらしい。 やはり、レインには何か特別な意味が込められているのだろう。(Succession of Witches Love−魔女の自己犠牲の継承−との関係あり?)

少し気になるのは、旧姓がどうなっているのか。


モットーは働かざるもの食うべからず。 とはいえ、見ず知らずのラグナに献身的なほどの介護をしたことやウィンヒルの村人から非常に慕われていることから想像するに困っている人を見て見ぬふりはできない性格なのだろう。 ちょっとクールで心は温かい、スコールの本来の性格と似ている気がする。
P.S.と、思ったら、キロスとウォードが似ているって言ってましたね。

イデア・クレイマー(Edea Kramer)

おそらく、ideaからきている。ギリシャ語ideinの派生語だそうで(イデインとでも読むのでしょうか?オダイン?まさかなぁ)。 純粋な愛は、美のイデアに対する憧れで、ギリシャ神話の愛の神は、あらゆるものを結合する擬人化したものらしい。

愛という意味には、神の人間に対する自己犠牲もあらわすらしい。
なんだか、プラトン哲学が云々とやたらと長いので省略。


シナリオライターの野島さんによると自己犠牲的な性格だそうです。まあ、名前がそうですしね。 ただ、この自己犠牲というのは、Succession of Witches LoveのことでFF8Questionsのほうにも書きましたが、魔女の自己犠牲の継承という意味も含んでいるのかもしれません。

エルオーネ(Ellione)

Elは妖精の意味のelfからだろうか。エルオーネはエルと呼ばれているし妖精はいたずらが好きであることが多い。 AliceやHelenの愛称のEllieが語源ならばヘレネ(英語ではHelen)はトロイア戦争の原因でもあるのでジャンクションによってFF8の世界では戦争などのトラブルが発生しているので都合がいい。 Aliceも関係するならば、FF7で似たような立場であったエアリスとかけているのかも。エアリスは、Aerithなので発音的には大分違いますが、スタッフは日本人でしょうし…。 それに、FF7のプログラマはAerithをEarith、CidをCido等と記述しちゃっていますし(笑)

oneには神、絶対的存在、究極の存在といった意味がある。


一部、感情をあらわにする場面もありましたが、どうも本心ではない可能性が高そうなので(ストーリー考察の方で扱っています)、判断は難しいです。 強いてあげるなら、意志が非常に強いことでしょうか。

リノア・ハーティリー(Rinoa Heartlly)

とりあえず、スコールの項目を参照してください。


魔女の力を継承するまでは、世間知らずのおてんば娘で考えたことをすぐ行動に移すタイプといえるだろう。 あの序盤のスコールに、あれだけ強くアタックして性格を変えようと試みる事はリノアの素直というか考える前に行動してしまうような性格とお節介なところがあったからできたのだろうし、 あれだけスコールに対してびしばしと率直な気持ちをぶつけられたからこそスコールが変わるきっかけとなったのだろう。
アルティマニアではセルフィと紙一重であるように書かれていたが、それは思いついたら後先考えずにすぐに実行する部分についてかもしれない。

一方、魔女の力の継承後はがらりと性格が変わる。DISC3のラグナロクでのイベントでは、はぐはぐなどと言ってはいるが、あれはリノアなりに必死だった気がする。 スコールに助けられた時点で、自分は地上に戻った途端大変なことになるのはわかっていただろうし、自分が封印されるなり何なりの対策を打たれなければならないことも当然わかっていた。
何にせよ、スコールと何の気遣いもなくいられる最後のひと時と思っていたはず。 でも、あれだけ必死になって自分のことを助けてくれたスコールにそれを伝えて落ち込ませたくなかったから、魔女になったことがわかったときもあたし魔女になっちゃったなどという口調だったのではないか。
その後、封印される必要はなくなったが、自分が背負っている魔女の力というものはあまりに重かったのだろう。 これは、QuestionsStoryにも書いたが、 Succsession of Witches Loveー魔女の愛(自己犠牲)の継承ーということばが表すように思い責任も魔女の力と同時に継承したからだろう。 だから、前半のリノアとは打って変わって考えてから行動するようになったりネガティブ思考になったりすることが多くなったのだろう。

アンジェロ(Sant' Angelo di Roma)

diは出身地をあらわすので、彼女はイタリア出身な様ですね。どうやって、ガルバディアのペットショップにきたんだ? まさか、アンジェロという名はフェイクでローマが本名だったなんて事は…ないよなあ。

Angeloは男子名(語源はイタリア語のよう)。え、男子名?女子名ならアンジェラらしい。アンジェロってメスなのに。ローマは女子名なので、本当にフェイクだったとか?